2025.12.05
アイテム解説
【Product Description】BOSO RUM SPICED Voyage to the Rising Sun
日本の香りとラム特有のトロピカルな香りが融合する「Japanese Spiced Rum」
スパイスドラム製造は、創業当初から構想にあったものの中々手をつけられずにいた案件でした。
というのも、僕が抱いていた一般的なスパイスドラムのイメージがバニラやキャラメルを中心にした香りの中にスパイスが溶け込んだ甘い飲み口であって、日本のブランドとしてどんな感じにスパイスドラムを解釈するべきか、どんなストーリーで製品化するのかが、皆目まとまらなかったからでした。
いつかやらなきゃが頭の片隅にあった中で、製造に取り掛かるきっかけになったのが「いちじくの葉」。
大きな産地ではないものの、南房総ではいちじくの生産が各所で行われていて庭木としてもそこかしこに植えられています。そしてその葉を乾燥するとココナツ様のエキゾチックな香りがするとか...
早速近所のいちじくの葉をいただいて乾燥してみると柏餅の様なバナナの様な甘い香りが出て、これはラムに合うなって直感して、この香りを繋ぎとして和とトロピカルの融合したスパイスドラムをつくってみようと動き始めました。

とにかくスパイスドラムをテイスティングしまくる
朧げなイメージから設計に向かうために次に行ったのが、世界の様々なスパイスドラムをひたすらテイスティングしてスパイスドラムを理解するという作業。
これに関しては、香りのお酒を製造するジンの専門家の観点を聞きたいと考えて、蔵前のエシカルスピリッツ(https://ethicalspirits.jp/)に協力を得てスパイスドラム研究会を開催し、スパイスドラムに向いた香りやボタニカルの情報収集やアドバイスをいただきました。
このテイスティングや情報を基に、設計と製作をひたすら繰り返す日々がスタート。
十数回の試作を行なって、ようやくレシピが完成しました。

釜式蒸留器の設定と改良
今回のスパイスドラムは、ボタニカルを浸漬蒸留・ヴェイパーインフュージョン・加水・浸漬の4工程に分けて香りや味わいをそれぞれの特性に合わせて使い分けています。
使用した蒸留器は、弊社独自で製造した「釜」蒸留器。
蒸気の流れをイメージしながら、金網を取り付けたりカゴを吊るしたりしてボタニカルの欲しい部分と不要な部分を取り分けられるようにセッティングしました。
試作の小型蒸留器で仕上がったレシピをスケールアップした際に、かなり雰囲気に違いが出たため、この作業はかなり困難で時間と手間がかかりました。

日出る国のスパイスドラム
使用したボタニカルは20種類以上、国産の柚子と山椒をベースとした「和の香り」とカカオハスクやバニラ、スパイス、ハーブで構成された「南国系の香り」をいちじくの葉が繋いだフレーバーラムをほうじ茶をメインとした合わせ茶で加水し、黒糖で甘味を調整。
最後に昆布で「うまみ」を加えることで、料理とのペアリングも可能にしたワンアンドオンリーなスパイスドラムに仕上げました。
悩んだネーミングですが、今回はスパイスドラムということで、今まで使用していたフランス語ではなく英語のRUM。海賊や海との縁をイメージして、Voyage to the Rising Sun(日出る国「日本」 への航海)と名づけました。

おすすめの飲み方
BOSO RUM SPICED Voyage to the Rising Sunの大きなテーマのひとつが、手軽に「食中で飲めるラム」です。
ストレートやロックで濃厚な香りやうまみを含めたテイストを感じていただくのも良いのですが、
ソーダ割(ハイボール)にして、いろいろな食事とのペアリングをぜひお試しください。
割合によって、感じる香りやうまみが変化するようにバランスを調整してあります。
ペアリングのおすすめは、焼き鳥やうなぎなどの和食、もちろんその他の料理にも幅広くマッチします。
個人的には、画像にあるように、大きめのワイングラスにBOSO RUM SPICEDとよく冷えたソーダを半々で注いで、スパークリングワイン的に飲むのもかなりおすすめです。
その他にも、コーラ割・お湯割りなどもご好評いただいてますので、お好みに応じて色々とお試しください。
