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2022.10.07

コラム

BOSO Rhum Agricoleに向けて

アグリコールラムとは....

11月に入ると自社農園(Kibilab.農園)の糖度測定を行い、規程となる糖度18を超えたタイミングでいよいよサトウキビの収穫が開始。
同時にアグリコールラムの製造がスタートとなります。

そもそもアグリコールラムとは?

単純に言ってしまえば、サトウキビジュースをそのまま発酵させて醪とし蒸留して造るラム。
世界中にたくさんあるラムの殆どは製糖の副産物であるモラセス(廃糖蜜)を原料とするものが多く、アグリコール製法のラムは全体の1割ほどとか。
アグリコールとはフランス語で「農業、農業的な」などの意となる「Agricole」で、フランスの海外県であるカリブの島々を中心に製造されており、マルティニーク島においてはその製法がA.O.C.(原産地呼称)で厳格に定められていたりします。

私たちのRhum de la Péninsule de BOSOは、フランス語表記の「Rhum」を使用しており、フランスのワインやブランデーの手法をルーツとする製造方法を手本としながら房総のサトウキビを使用してオリジナルのジャパンブランドラムを生み出すことを目標としています。

一年かけてラム専用のサトウキビの生産を行い、その年のサトウキビの出来栄えや収穫期を見極め、房総のテロワールや滋味を1本のラムに詰め込む、まさしく「農業ラム」としてのアグリコールラム造りを行います。

オーガニックで育てるサトウキビ畑は、毎日が雑草との戦いでもあり、サトウキビを傷つけないために手刈りでコツコツと除草したり培土したり鶏糞を撒いたりと大変な作業が続きますが、そのひとつひとつがすでにラム造りの一環であり、サトウキビと過ごした多くの時間が私たちの貴重なデータにもなっていきます。

わずか数センチだったサトウキビが今や3m程に育ちました。
あとひと月ほどで、いよいよ本格的なBOSO Rhum agricoleの製造が始まります。